特長

日本化学機械製造のアンモニア処理技術

当社は従来からプロセスのアンモニア回収を手掛けており、多くの実績と優れたストリッピング技術を持っています。さらに、近年の環境対策のご要望を受けて開発した触媒脱臭技術を融合する事により、より多彩なシステムの構築をご提案できるようになりました。
お客様のご業態、使用、排出条件により、例えば、ストリッピング塔と吸収塔を組合せてアンモニア水を回収する方式、またストリッピング塔と、触媒脱臭装置によって無害化する方式など、最適なシステムはケースバイケースです。導入、稼働コスト、またメリット、デメリットなどの情報もご提供させていただきます。
多様な工業用途で使用される溶剤であるアンモニアの廃液中には様々な混入成分が含まれているケースがあります。成分によっては微量であっても、処理システムの計画・費用に大きく関係してきます。当社はテスト機やシミュレーター等により、排出、回収濃度などのシミュレーションが行えますので、アンモニア含有の排水でお困りのお客様は是非ご相談ください。

廃アンモニア処理設備

各処理フロー（①触媒脱臭装置によりアンモニアを無害化し大気放出）

アンモニアを再利用しない場合に適しています。ストリッピング塔より、アンモニアを気体として、脱臭装置に送ります。脱臭装置では、アンモニアを酸化分解して除害し、大気放出します。アンモニア排水を産業廃棄物処理している場合は、脱臭装置を導入することにより、大きなメリットが得られます。

＜Ｎ社導入事例＞

■設備仕様
　　処理量　0.5m3/hr
　　アンモニア濃度　1wt%

■設備投資費用回収年数　1.3年

短期間で設備投資費用が回収できる為、経営環境の変化にも早期に対応でき、経営改善につながると好評を得ました。

各処理フロー（②アンモニアガスとして回収）

高濃度アンモニアガスとして再利用する場合に適しています。
分縮器で、余剰な水分を凝縮させることにより、高濃度アンモニアガスを得ることが出来ます。要求されるアンモニアガスの圧力、温度条件に対応した供給設備も提供可能です。

各処理フロー（③アンモニア水(安水)として回収）

アンモニア水として回収し、再利用する場合に適しています。
吸収塔では、回収アンモニア水の濃度を微調整することが可能で、高純度なアンモニア水回収が可能です。また、排気中に放出されるアンモニアはほとんど無く、要求されるアンモニア排水濃度となる最適なプロセスを提供します。

納入実績