
プラント・装置
(精製蒸留)DCB(ジクロルベンゼン)精留装置
合成化学反応による生成物の一つであるDCB(ジクロルベンゼン)を分離精留する装置を納入
分離すべき留分の数が多いため、未反応物・副反応生成物・異性体等をいかにして効率よく経済的に分離するかが最大の要点であります。
DCBの製造に際しては、原料ベンゼンに塩素を反応させ、生成した反応物を中和水洗した後、精製工程に送り、目的の製品DCBを収得します。
精製工程に入る粗DCBは次のような多成分の混合物となります。
■水分およびベンゼン・クロルベンゼン:低沸点物(反応工程に戻す)
■パラジクロルベンゼン:製品
■オルソジクロルベンゼン:製品
■トリクロルベンゼン:副成品
■テトラクロルベンゼンほか:高沸点物
適用分野
ケミカル分野
特長
本装置は特に含水の塩化物に対する防食策、高温による分解に対する防止策を特に考慮して設計されたものであります。 またクロルベンゼンのパラ・オルト異性体の分離には、超分留の理論を入れて合理的に分離できるようにしたものであります。