プラント・装置
バイオエタノール実証プラント建設
国産バイオ燃料実現に向け、国家プロジェクトに参画
北海道十勝地区におけるバイオエタノール大型実証モデルプラントを建設
近年、温室効果ガスの排出抑制による地球温暖化防止策の1つとして、バイオエタノールの利用拡大が世界中で進められており、すでに全世界では年間4,600万klのバイオエタノールが生産されています。
日本でも「京都議定書目標達成計画」において、輸送用燃料でのバイオマス由来燃料の利用目標を50万kl(原油換算)としていますが、日本における現状は未だ少規模技術実証の段階であり、生産拡大が今後の課題とされています。
日本でも「京都議定書目標達成計画」において、輸送用燃料でのバイオマス由来燃料の利用目標を50万kl(原油換算)としていますが、日本における現状は未だ少規模技術実証の段階であり、生産拡大が今後の課題とされています。
当社はキリンビール株式会社殿、三菱商事株式会社殿と共同で農林水産省が推進する国家プロジェクト「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」のうち「北海道バイオエタノール株式会社殿」が十勝地区で建設する製造プラントを一括受注いたしました。
原料は十勝地区で生産される砂糖の原料であるテンサイや小麦を使用しています。2009年3月にプラントが完成し、生産量は国内最大の年間1.5万klとなりました。
建設に当たっては、キリンビール株式会社殿がビール製造で培った醗酵技術を中心とした前段プロセスを、当社は醗酵液以降の後段プロセスである固液分離・蒸留・脱水を担当いたしました。原料は十勝地区で生産される砂糖の原料であるテンサイや小麦を使用しています。2009年3月にプラントが完成し、生産量は国内最大の年間1.5万klとなりました。
当社は飲料・工業用アルコールの蒸留装置では昭和13年の創業以来、各業界から幅広いご愛顧を賜り、おかげさまで国内最大の納入実績を誇っております。
今回この国家プロジェクトを建設することにより、当社の経験を踏まえたバイオエタノール製造における国産技術の確立に寄与し、その結果として地球温暖化防止に役立てばメーカーとしてこの上ない喜びです。
適用分野
ケミカル分野 環境対策分野 新エネルギー分野