
プラント・装置
メタクリル酸誘導体反応装置
はじめに
当社は反応・蒸留を主体とする有機酸誘導体製造装置(樹脂反応装置)を数多く手がけております。その中で、某化学会社へ納入致しましたメタクリル酸誘導体の製造プラントをご紹介します 。
■物性上の問題点(メタクリル酸誘導体)
1.蒸気圧が低い
2.重合成が激しい
3.熱脆弱性を有している
4.反応を進行させる為の生成アルコールの除去が困難
5.多品種生産に対しそれぞれの品種により操作条件が異なる
本プラントはエステル交換反応装置、精製分離の蒸留装置などから構成されていますが、設計上特に考慮すべき点として下記が挙げられます。
1.エマルジョン化の防止法
2.重合防止剤の添加方法
3.コンタミネーションの起こらない構造
4.蒸留における加熱滞留時間の配慮による製品劣化防止法
当社はプラントメーカーとして、対象がどのような物質であれ、当社の技術と経験を充分駆使し、ユーザー各位のご計画に対しご協力し、ご期待にお応えしたいと思っております。反応装置、樹脂重合反応装置等のご計画、御相談がございましたら、是非お声掛けください。
適用分野
ケミカル分野 医薬分野